日立ソリューションズは2014年10月8日、テスト支援ツールの一種で、回帰テストなどのテスト時に画面の切り替わりを画像としてキャプチャー保存するソフトの新版「anyWarp Capture/Replay Assist 05-01」(写真)を発表した。10月15日から提供開始する。新版では、キャプチャーした画像データを自動的にExcel/Wordファイルの形に整形して出力できるようにした。

写真●anyWarp Capture/Replay Assist 05-01の画面
写真●anyWarp Capture/Replay Assist 05-01の画面
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 anyWarp Capture/Replay Assistは、Windows画面が変化した時に、これをビットマップ画像として自動的に保存するソフトである。ソフトウエア開発工程において、期待通りの画面遷移が行われているかどうかを調べるために利用する。特に、アプリケーションに修正/変更を加えた際に、修正/変更前に動作していた機能が正しく動作するかどうかを検証する回帰テストに有効である。

 今回の新版では、画面が切り替わった際に作成するビットマップ画像を、Excel文書やWord文書の形に整形して出力できるようにした。画像(BMP/JPEG/PNG)を連続して貼り付けたExcel/Word形式ファイルを生成する形になる。このExcel/Word形式ファイルは、テスト結果を検証するための資料となる。今回の新機能によって、こうした文書を手動で作成する手間を削減できる。

 新版ではまた、WindowsやInternet Explorerの画面遷移に加えて、リッチクライアントソフトの「Biz/Browser」(開発会社はオープンストリーム、旧アクシスソフト)の画面遷移を記録できるようにした。画面が切り替わる際のメッセージをBiz/Browserから取得して、これをトリガーに画面を記録する。

 価格(税別)は月額制で、8万5000円(10ライセンス)から。稼働OSは、Windows 7/8/8.1またはWindows Server 2008/2012。なお、関連ソフトに、回帰テストツールの「anyWarp Capture/Replay」がある(関連記事:日立ソリューションズが回帰テストツール新版、最新Windowsで動作)。anyWarp Capture/Replay Assistは単独でも利用できるが、回帰テストツールと組み合わせて利用することでテスト自体も自動化できる。