図 アプリの利用イメージ
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 JTBとNTTは2014年10月6日、JTBグループとNTTグループが福岡市およびその周辺観光地にて無線LAN(Wi-Fi)を活用した訪日外国人向け観光サービスの実証実験である「地域活性化トライアル」を10月14日に開始すると発表した。2015年3月31日まで実施する。

 今回のトライアルでは、訪日外国人にニーズの高い公衆無線LANサービスと、観光地、グルメ、買い物などの観光情報、お得なクーポンを複数の言語(日本語、英語、中国語、韓国語)で提供するスマートフォン/タブレット向け専用アプリを活用する。訪日外国人がこれらを利用できるようにして、従来以上に満足度の高い観光体験の創出を目指す。

 専用アプリはNTTグループが提供する「Japan Connected-free Wi-Fi」の機能を備えており、利用者が同サービスに対応した公衆無線LANのエリアに入るとポップアップ画面を表示し、無料Wi-Fiを利用できることを通知する。利用者が無線LANに接続すると、JTBグループが保有する観光地やグルメ、買い物などの情報が表示される。店舗のクーポンを表示して利用することも可能()。

 さらに地域の隠れた名所やグルメ、ローカルイベント、四季折々の特集や、利用者個々の趣味や嗜好、天候や気温に応じた情報をタイムリーに受け取ることができる。QRコードを用いた多言語表示サービスや電話通訳サービスも提供する。

 国内のみならず韓国や台湾のテレビやWebサイトを中心にアプリ利用の旅行のプロモーションを実施し、利用を促進する。これらの取り組みを通じて、訪日外国人の満足度向上をめざすと共に、福岡市および近郊自治体における外国人観光客の消費や周遊の促進など、地域社会や経済の活性化を狙う。今後は、専用アプリによるサービスを提供する対象都市の拡大も検討していく予定という。

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