アマゾン データ サービス ジャパンは2014年10月2日、ユーザー企業の社内ネットワークと「Amazon Web Services(AWS)」を専用線でつなぐ「AWS Direct Connect」の検証施設を開設した。検証施設の名称は「AWS専用線アクセス体験ラボ」。同ラボはAWSとDirect Connectで接続されており、ラボ内にテスト環境を構築することで、本番環境で使用したい機器の動作やレイテンシーなどを確認できる。

 「Direct Connectを検討するユーザー企業の多くは、実際に専用線を契約する前にDirect Connectを利用したシステムの動作を確認したいと考えている。このラボでそうしたニーズに応える。Direct Connectの検証施設は米本社にはなく、日本法人が世界で初めて設立した」と、アマゾン データ サービス ジャパンの玉川憲技術本部長は説明する。

 AWS専用線アクセス体験ラボの主な利用者はアマゾンのパートナー企業。ただしパートナー経由でユーザー企業も同ラボの利用を申請できる。いずれの企業も、初回の利用時に同ラボを使う上での知識を学ぶ「AWS専用線アクセス体験ラボトレーニング」を受ける必要がある。

 アマゾン データ サービス ジャパンは2014年7月から9月にかけて、同ラボを一部のパートナー企業やユーザー企業に事前公開していた。そのときの利用者からヒアリングした感想や要望などを反映し、このたび本格的に運用を開始した。

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