米Twitterは現地時間2014年10月1日、米マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究プロジェクトに5年間で合計1000万ドルを出資すると発表した。MITは、社会的な関係性や動向を分析するためのプラットフォーム開発に取り組む「Laboratory for Social Machines」を立ち上げる。

 Laboratory for Social Machinesは、Twitterが2014年4月に買収したソーシャルデータプロバイダーGnipを通じて、Twitterで公開されているツイートの全ストリームにアクセスすることが可能。Twitterのデータをもとに、ニュース、政府、集団的行動などに関して発信されたさまざまなコメントを分析する。Twitter上で情報が拡散するパターンを調べ、どのように社会の動きや変化が始まるか理解するのに役立てる。

 Twitterは今年2月に、研究機関向けにデータを無料提供するテストプログラム「Twitter Data Grants」を発表した。同プログラムには1300件以上の申込みが寄せられたという。

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