写真●「Windows 10 Technical Preview」配布開始
写真●「Windows 10 Technical Preview」配布開始
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 米マイクロソフトは現地時間2014年10月1日、2015年後半に発売予定の次期Windows「Windows 10」の開発途中バージョン「Windows 10 Technical Preview」を事前の予告通り配布開始した(写真)。日本時間では2日午前1時前後からダウンロードが可能になっている。

 英語版、中国語(簡体字)版、ポルトガル語版のOS DVDイメージ(ISOファイル、32ビット版と64ビット版をそれぞれ用意)を特設サイトから無償でダウンロードできる。日本語版OSは配布されていない。ファイルサイズは2.8G~3.8Gバイトほど(ダウンロードするISOイメージの種類によって異なる)。評価期限は「2015年4月15日まで」となっている。

 Windows 10 Technical Previewは、主に開発者やITプロフェッショナル、PCに詳しいユーザーなどがWindows 10を先行体験したり評価したりできるようにし、それらに基づき同社が製品開発に役立つフィードバックを受ける目的で配布するもの。

 発売までまだ1年前後ある開発途中バージョンということで、機能やユーザーインタフェース、画面デザインなどは今後大幅に変わる可能性がある。安定性やパフォーマンスについても同様で、そうしたリスクがあることを十分理解した上でダウンロードし、利用する必要がある。

 動作に必要なシステム要件は、動作周波数1GHz以上のプロセッサー、1Gバイト(32ビット版の場合)または2Gバイト(64ビット版の場合)以上のメインメモリー、16Gバイト以上の空きディスク容量、DirectX 9をサポートしたグラフィックスカード、などとなっている。また、追加のアプリダウンロードなどを行うために、Microsoftアカウントおよびインターネット接続環境も必要だ。