写真●ソニーモバイルコミュニケーションズの8インチ防水・防塵タブレット端末「Xperia Z3 Tablet Compact(Wi-Fiモデル)」
写真●ソニーモバイルコミュニケーションズの8インチ防水・防塵タブレット端末「Xperia Z3 Tablet Compact(Wi-Fiモデル)」
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 ソニーモバイルコミュニケーションズ(SOMC)は2014年10月1日、Android OSを搭載した8インチ防水・防塵タブレット端末「Xperia Z3 Tablet Compact(Wi-Fiモデル)」(写真)を発表した。販売開始は11月7日。価格はオープンだが、市場想定価格はストレージ容量(ROM)が32Gバイトのモデル「SGP612JP」が税別5万円前後、同16Gバイトのモデル「SGP611JP」が4万4000円前後の見込み。

 Xperia Z3 Tablet Compactは、OSにAndroid 4.4を採用したタブレット端末。解像度1920×1200ドット(WUXGA)の約8インチディスプレイを採用しながら、「重さ約270g、厚さ6.4㎜」と一般的な7インチタブレットよりも薄型軽量に仕上がっている。SOMCによれば、「8インチクラス(7.1インチ以上9.0インチ未満)の液晶を備えたタブレット製品において、2014年10月1日時点で世界最軽量」だという。

 バッテリーライフ(連続使用時間)の長さも同製品の売りの一つ。バッテリー容量は4500mAhで、「連続ビデオ再生時で約15時間持つ」(同社)としている。

 また、同社最新スマートフォン「Xperia Z3」シリーズと同様に、(1)MP3などの圧縮音源をハイレゾ音源相当の音質にアップスケールする「DSEE HX」、(2)ゲーム機「PlayStation 4(PS4)」と無線LANなどで遠隔接続し、ゲームプレイを楽しめる「PS4 リモートプレイ」---などの新機能を搭載する(関連記事:au版「Xperia Z3」が発表、ISO12800の高感度撮影やハイレゾ再生強化など)。

 その他スペックは、プロセッサー(CPU)が動作周波数2.5GHzのクアッドコアプロセッサー「Qualcomm Snapdragon 801 Quad-core」で、メインメモリー(RAM)が3Gバイト。最大128GバイトのmicroSD/microSDHC/microSDXCに対応したmicroSDカードスロットを備える。GPSおよびNFCも搭載する。

 カメラ機能は、メインカメラが約800万画素で、フロントカメラが約200万画素。動画撮影については、メイン/フロント両カメラともフルHD(1080p)の撮影に対応する。電子式手ブレ補正機能(動画/静止画)およびオートフォーカス機能を搭載。

 本体サイズは約213.4mm(幅)×約6.4mm(高さ)×約123.6mm(奥行き)。防水性能は「IPX5/8」相当で防塵性能は「IP6X」相当。カラーバリエーションはホワイトとブラックの2種類を用意する。

■変更履歴
本文第2段落5行目で当初、「7インチ以上9インチ未満の液晶」としていましたが、ソニーモバイルコミュニケーションズが10月6日に発表内容を修正したため、それに合わせて「8インチクラス(7.1インチ以上9.0インチ未満)の液晶」と修正しました。[2014/10/07 21:00]