バッファローは2014年10月1日、無線LANルーターの「WXR-1900DHP」を発表した(写真)。10月中旬から、家電量販店とバッファローの直販サイト「バッファローダイレクト」などで販売する。

写真●バッファローのWXR-1900DHP
写真●バッファローのWXR-1900DHP
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 WXR-1900DHPは、1GHzの高速デュアルコアCPUと、無線通信専用のCPUを2つ(5GHz帯用と2.4GHz帯用)搭載する。5GHz帯と2.4GHz帯の両方において256QAMの変調方式を利用可能で、最大通信速度は5GHz帯がIEEE802.11acの1300Mbps、2.4GHz帯は600Mbps(2.4GHz 256QAM対応の機器が必要)となる。 iPhone 6/6 Plusなどの機器の通信を安定・高速化する「ビームフォーミング」技術と、iPhone 5s/iPadなどで有効な独自技術「ビームフォーミングEX」もサポートする。

 この製品はIPv6に対応。インターネットイニシアティブ(IIJ)の「IIJmio FiberAccess/NFサービス」での動作を確認している。

 セキュリティ関連では、VPN機能を搭載する。VPN方式はL2TP over IPsecもサポート。出先からスマートフォンやタブレットを使ってオフィスや自宅のパソコンに手軽にアクセスできる。また子供のインターネット利用を適切に管理できる「Webフィルタリング機能」と「時間帯の制限機能」を搭載する。

 このほか「USBデバイスサーバー」機能を搭載しており、様々なUSB機器を遠隔から操作できる。WXR-1900DHPのUSB端子にハイレゾ対応のUSB-DACをつないで、パソコンから離れた場所にオーディオを設置することも可能だ。動作確認済みのUSB-DACは、後日公開する予定である。

 また、使用中の無線LAN親機からWXR-1900DHPへ簡単に移行できる「エアステーション引っ越し」機能を搭載する。WXR-1900DHPと使用中の無線LAN親機のAOSS/WPSボタンを押すと、SSIDとパスワードを自動で引き継げる。

 WXR-1900DHPの希望小売価格は2万6600円(税別)。

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