米オラクルは2014年9月29日(米国時間)、フラッシュメモリーを搭載したストレージアレイ「Oracle FS1 Series Flash Storage System」を発表した(関連記事)。サンフランシスコで開催中の「Oracle OpenWorld 2014」では実機を展示。「ペタバイトまでフラッシュを搭載できる」というマシンである(写真1)。

写真1●Oracle FS1 Series Flash Storage System
写真1●Oracle FS1 Series Flash Storage System

 FS1は、HA構成で最大16ノードを組むことが可能。性能は、IOPS(1秒間に可能なI/O回数)が最大200万。最大で80Gバイト/秒のスループットが出せるという。米オラクル フラッシュ・ストレージ・システム担当SVCのマイク・ワークマン氏は、米EMCのオールフラッシュ・ストレージ「XtremeIO」との比較に言及。「FS1はXtremeIOの8倍のIOPSを出せる。しかも価格は半分で済む」と説明した(写真2)。

写真2●米オラクル フラッシュ・ストレージ・システム担当SVCのマイク・ワークマン氏
写真2●米オラクル フラッシュ・ストレージ・システム担当SVCのマイク・ワークマン氏

 ただ速いだけではない。ソフトウエア制御により、ビジネス視点でデータを格納したり、移動させたりできることがFS1の大きな特徴だ。