中堅ITベンダーのソルクシーズは2014年9月29日、ファイル共有クラウドサービス「Cloud Shared Office」シリーズの機能強化版を発表した。米セールスフォース・ドットコムの「Salesforce1」とデータ連携できるようにし、利便性を高めた。

 例えば、セールスフォースのクラウドサービスで管理している商談管理や取引管理に関連するファイルをCloud Shared Officeで管理したり、それらをモバイル端末から参照したりできるようにした。関連するファイルの内容を更新すると、セールスフォースのメッセージサービス「Chatter」を介して関係者にプッシュ通知することもできる。

 Cloud Shared Officeは、ソルクシーズが2012年8月から提供しているファイル共有クラウドサービスである。大手企業を中心に、30社を超える導入実績があるという。例えば、ソフトバンクグループで発電事業を手掛けるSBエナジーは、階層構造で管理している業務ファイルをそのままの構造で共有できる点を最も評価してCloud Shared Officeを導入した。