写真1●Visual Studioの「データソースの選択」ウィザードでの設定例(製品サイトより引用)
写真1●Visual Studioの「データソースの選択」ウィザードでの設定例(製品サイトより引用)
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 グレープシティは2014年9月26日、SalesforceやAmazon Web Servicesといったクラウドサービス、SharePointやLDAPといった社内システム、ローカルにあるExcelファイルなど、さまざまなシステムのデータを業務アプリケーションと連携させるライブラリ「CData(シーデータ)シリーズ」日本語版の展開を始めると発表した。第一弾として、Salesforceと連携させる4製品を同日に発売した。

 CDataシリーズは、米RSSBusが開発した、データ連携に特化したライブラリ。ADO.NETやODBCなどのインタフェースで一般的なデータベースに接続するのと同様に、SalesforceやSAP、SharePointなどのサービスと接続できるのが特徴だ。CDataを開発環境のマシンにインストールすると、.NETアプリケーションやJavaで標準的に利用するデータ接続の手順と同様に利用できる(写真1)。データの登録・読み取り・更新・削除(CRUD)を完全にサポートしているため、APIの仕様を知らなくても、一般的なデータベースと接続されたテーブルのように、それぞれのAPIで提供されるデータを操作できるという。

 第一弾として発売したSalesforceに接続できる製品は、Salesforce上にあるリード情報や取引先企業、商談アイテムなど各種のデータソースと簡単に接続する手法を提供する。接続する側の技術(ADO.NET、JDBC、ODBC、Excelアドイン)に応じて4製品に分かれ、「CData ADO.NET Provider for Salesforce 4J」が開発ライセンスで10万8000円、サーバーランタイムライセンス(2コア)で4万3200円、「CData JDBC Driver for Salesforce 4J」がデスクトップライセンスで6万3720円、サーバーライセンス(2コア)で21万6000円、「CData ODBC Driver for Salesforce 4J」がデスクトップライセンスで3万6720円、サーバーライセンス(2コア)で11万7720円、「CData Excel Add-In for Salesforce 4J」がシングルマシンライセンスで1万6200円となる。

 同社では今後、SharePointやFacebookなどの各種サービスと連携できる製品を順次発売していく予定。

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