画面●バローが導入した「Shopらん」
画面●バローが導入した「Shopらん」
[画像のクリックで拡大表示]

 ドリーム・アーツは2014年9月26日、東海・北陸地方を地盤にスーパーを展開するバローに多店舗運営を支援するクラウドサービス「Shopらん」を提供したと発表した。バローはShopらんを導入することで本部と店舗の情報共有を円滑にし、売り場作りや販促といった施策の実施率を高める(画面)。

 2014年4月下旬から、食品専門スーパー「Valor」の全226店舗で利用を始めた。Shopらんで情報を一元管理することで、本部は店舗に依頼する作業の進捗状況を一目で把握できるようになった。店舗における作業の実施率は、従来の4割程度から約8割まで高まったとみられる。これまでは電子メールによるやり取りが中心で、作業の進捗度合いを把握しにくかった。

 バローはShopらんの導入を機に、新たに「営業支援課」を設置し、本部・店舗間の指示・通達体制を改善。例えば、本部から店舗への「お知らせ」の数を1週間当たり100件に制限したり、事務連絡は午後0時、業務連絡は午後5時にまとめて配信したりするやり方に変えた。これにより、店舗スタッフは1日に2回、Shopらんを確認すれば済むため、浮いた時間を接客や売り場作りといった中核業務に充てられるようになった。

 Shopらんの提案は東芝テック、導入・構築は東芝ソリューションが担当した。