2014年9月22日に発生したソネット(So-net)の大規模なシステム障害が全面復旧した。ハードウエアの不具合が全社システムに影響を及ぼしたことが原因のようだ。「バックアップ体制は十分だった認識だが、全く想定し得ない事象が発生した」(ソネット広報)。現在も、詳細な原因調査に当たっているという。

 9月23日午前1時40分までに、全てのサービスが復旧した。Web閲覧サービスが22日午後5時50分に復旧したのを皮切りに、使えなくなっていた6つのサービスを順次復旧させた。メールサービスが最後まで利用できなかった(関連記事:So-netで大規模障害、メールサービスなど使えず)。

 So-netによると、今回のシステム障害はハード的なトラブルが引き金になった模様。ただし、それが全社的な大規模障害を引き起こした理由は現時点で分かっておらず、「究明中」(ソネット広報)だという。同社は、システム障害が発生してもサービスに影響を与えないように、システムの冗長化構成を採るなどの施策は講じていた。