写真●米Oculus VRの「Crescent Bay」(出所:同社Webサイト)
写真●米Oculus VRの「Crescent Bay」(出所:同社Webサイト)

 バーチャルリアリティー(VR)技術の米Oculus VRは現地時間2014年9月20日、ヘッドマウントディスプレー(HMD)の新たなプロトタイプ「Crescent Bay」(写真)を発表した。

 Crescent Bayは、360度のヘッドトラッキングが可能。位置トラッキングを強化し、軽量化を図ったほか、人間工学を向上し、高品質の音声機能を統合した。同社はVRゲーム用HMD「Oculus Rift」の市販モデルの開発に取り組んでおり、これはその最新版プロトタイプ。早期段階にあたるため、まだ多くの技術的課題が残っているという。

 Oculusは同時に、3Dコンテンツ開発プラットフォームの米Unityと提携を結んだことを明らかにした。Unityは、RiftをはじめとするOculus製品に対応した専用アドオンをUnityユーザーに提供する。

 Oculusは、米Facebookが今年、約20億ドルで買収した(関連記事:Facebook、バーチャルリアリティー技術の米新興企業を約20億ドルで買収)。Oculus Riftの市販モデルに対応するコンテンツを制作可能な開発キット「Oculus Rift Development Kit 2(DK2)」を7月にリリースしている。

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