米Oracleは現地時間2014年9月18日、同社最高経営責任者(CEO)のLarry Ellison氏が同職を辞任したことを明らかにした。Mark Hurd社長とSafra Catz社長兼最高財務責任者(CFO)が共同CEOとしてEllison氏の後を引き継ぐ。

 Ellison氏は取締役会会長兼最高技術責任者(CTO)に就任する。10年間会長を務めたJeff Henley氏は副会長となる。

 製造、財務、法務部門は引き続きCatz氏が、販売、サービス、垂直産業事業部門は引き続きHurd氏が統括する。Ellison氏は、ソフトウエアおよびハードウエアエンジニアリング部門を指揮する。

 Ellison氏は「我々3人はここ数年、うまく連携しながら仕事をしてきた。当分のあいだ、この体制を続ける。この経営チームを適切に維持することは、私にとって最優先事項の1つとなっている」と述べた。

 Catz氏は2004年1月に社長に就任し、2010年9月にHurd氏が入社して以降、2人はEllison氏のもとで共同社長を務めている。Hurd氏は2010年8月にセクシャルハラスメント(性的嫌がらせ)疑惑がきっかけて米Hewlett-Packard(HP)のCEOを辞任した(関連記事:前HP CEOのマーク・ハード氏、オラクル社長に就任)。

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