NTTドコモの加藤薫社長は、2014年9月19日に開いたiPhone 6/同Plusの発売イベントの終了後、囲み取材に応じた(写真)。主なやり取りは以下の通り。
NTTドコモにとって、今回のiPhoneはどのような意味のある機種なのか。
お客様がワクワクして選んでいただける大きな商品。楽しみにしている。
価格で積極的に競争を仕掛けたが。
積極的に仕掛けたつもりはなく、お客様にいかに喜んでもらえるかを考えた。iPhoneはファンが購入するケースが多いため、使用中の端末を下取りしながら、新しい機種を購入しやすいようにした。
大手3社横並びで、どこで違いを出していくのか。
サービスを楽しんでもらいたい。我々は「フルLTE」と呼んでいるが、速くて広い豊富なネットワークでサクサクと利用できる。ドコモショップは「おもてなし魅力度」の1位を頂いた。端末購入の導入部分も、その後のランニング部分も手厚いサポートで差異化を図っていきたい。
昨年は立ち上がり(販売初期)に苦労したが。
昨年は時間がなく、初めてで慣れていない面もあった。全国に約2400店あるドコモショップのすべてで最初から販売できなかった。各種サービスのiPhone対応も1カ月程度遅れてご迷惑をおかけした。今年は万全にやる。スタッフ全員で頑張っていきたい。
iPhoneの供給状況や初動の手応えは。
供給状況はiPhone 5sのときよりも手応えを感じている。数は問題ない。初動はiPhone 6が少し多い気がする一方、iPhone 6 Plusも随分、人気がある。
VoLTEはいつ始めるのか。
ネットワークと端末の関係を最終調整中だ。
大手3社の競争はどう変化していくのか。