2014年9月18日未明から国内でダウンロード可能になった米アップルのモバイルOSの最新バージョン「iOS 8」(関連記事)。アップルはiOS 8から位置情報サービスの許可に関する設定を変更し、アプリに与える許可として「常に許可」「このAppの使用中のみ許可」「許可しない」の3種類を用意した。これまでは「オン」と「オフ」の2種類だった。

 例えば、米フェイスブックの「Facebook」アプリは、これまで位置情報サービスの許可を「オン」に設定していた場合、iOS 8へのアップグレードに伴い「常に許可」に自動的に設定される。「常に許可」は、アプリを使用していないときでもバックグラウンドで機器から位置情報を取得できる状態を指す(写真1)。

 バックグラウンドでの位置情報取得を必要としないiOS 8向けアプリについては、初期状態は「このAppの使用中のみ許可」となっている(写真2)。

写真1●iOS 8からは「常に許可」「アプリの使用中のみ許可」「許可しない」の三つから選択
写真1●iOS 8からは「常に許可」「アプリの使用中のみ許可」「許可しない」の三つから選択
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●バックグラウンドでの位置情報取得が不要なアプリは「アプリの使用中のみ許可」「許可しない」の二つ
写真2●バックグラウンドでの位置情報取得が不要なアプリは「アプリの使用中のみ許可」「許可しない」の二つ
[画像のクリックで拡大表示]

 なお現状、iOS 8更新後にアップデートがあったアプリでも、「常に許可」と「許可しない」の2つからしか選べないものが多い。各アプリの位置情報サービスの設定は、「設定」→「プライバシー」→「位置情報サービス」で確認できる。