写真●Appsnaut Ver.1.1の画面
写真●Appsnaut Ver.1.1の画面
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 SCSKは2014年9月18日、Google PlayやApp Storeのようなアプリケーション配信サーバーを企業内に設置して運営するためのソフトの新版「Appsnaut Ver.1.1」(写真)を発表、同日出荷した。新版では、Android/iOS端末だけでなくWindowsパソコン/タブレットからも利用できるようにした。機能面では、動画配信機能やセキュリティ機能オプションも追加した。

 Appsnautは、Android/iOS端末やWindowsに対して企業の内製アプリケーションやオフィス文書を配信するサーバーソフト(関連記事:企業内Google Play/App Storeを構築するソフト、SCSKが販売)。専用のクライアントソフトを使って、Google PlayやApp Storeと同様の使い勝手でアプリケーションをインストールできる。一般的なクライアント管理ソフト(インベントリー管理/ソフトウエア配布ソフト)との違いは、ソフトウエアの配布とインストールをエンドユーザーに任せられることである。

 今回の新版では、クライアントソフトの稼働プラットフォームを拡大し、これまでのAndroid/iOSに加えて、新たにWindows 7/8.1を追加した。これにより、Windowsパソコン/タブレットに対してもGoogle PlayやApp Storeのようなコンテンツ配信サーバーを運営できるようになった。

 機能も強化した。例えば、オフィス文書の配信機能を改善した。所望のファイルを検索する機能として、ファイルのフォルダー(ディレクトリー)構造で表示する機能や、文字列で検索する機能を追加した。

 新版ではさらに、セキュリティ機能を提供するオプションライセンス「Appsnaut Protection」を用意した。これを使うと、例えば、データを暗号化できる。さらに、情報漏えいを防止するための機能として、コピー&ペーストを禁止できる。

 価格(税別)は、初年度保守料(ライセンス価格の20%)込みで、Appsnaut本体が、50万円(20ユーザー時)から。セキュリティオプションのAppsnaut Protectionが、7万2000円(20ユーザー時)から。