写真1●アマゾン ジャパンのKindle Voyage
写真1●アマゾン ジャパンのKindle Voyage
[画像のクリックで拡大表示]
写真2●アマゾン ジャパンのKindle
写真2●アマゾン ジャパンのKindle
[画像のクリックで拡大表示]

 アマゾン ジャパンは2014年9月18日、電子書籍リーダーの新製品「Kindle Voyage」と「Kindle」を発表した(写真1、写真2)。既に予約注文を開始しており、kindle Voyageは11月4日、Kindleは10月2日の出荷開始を予定している。

 Kindle Voyageは今までで最も薄いKindleで、サイズは162×117×7.6mm、重量180g。ボディはマグネシウム製。フロントディスプレイはフラットで傷に強いガラス製で、マイクロエッチング加工を施してある。ディスプレイサイズは6インチ、解像度300ppi。今までのKindleの中では最高の解像度、コントラスト、明るさだという。

 フロントライトは、Kindle Paperwhiteとの輝度の比較で39%明るいものとなっている。また新たに、周囲の明るさに合わせて自動的に明るさを調整する「Adaptive Front Light」機能を搭載する。

 この機種は「ページめくりボタン」を備える。特別にデザインされた圧力センサーを直接両端内部に埋め込んであり、親指を両端に乗せたまま軽く押すとページをめくれる。その際、読書を妨げない程度の振動を発しページめくりボタンが押されたことを伝える。ボタンを押す強さとフィードバック振動の大きさは好みで設定可能。

 このほか新機能として、難しい英単語に対して簡単な同義語を表示する「Word Wise」を搭載。「About the Book」として、読み始めるときに読み終わるまでの時間の目安やシリーズ何作目か、著者情報などを確認できる。後述するキャンペーン情報つきモデルでは、キャンペーン情報やおすすめの商品が表示される。また検索機能が進化し、ライブラリ内の検索結果とKindleストアの検索結果を同時にプレビュー画面で表示される。なおこれらの機能は、出荷後ソフトウエアのアップデートで提供予定のものを含む。

 Kindle Voyageは、接続が「Wi-Fi」の製品と「Wi-Fi+無料3G」の製品がある。Wi-Fi+無料3Gの製品は、無料で3G回線を使って本をダウンロードして読める。なお3G接続は国内のみで、コミックなど一部の大容量ファイルは3G接続でダウンロードできない。またWi-FiおよびWi-Fi+無料3Gのそれぞれに「キャンペーン情報つきモデル」と「キャンペーン情報なしモデル」があり、キャンペーン情報つきモデルのほうが安い。Amazon.co.jpでの販売価格およびメーカー希望小売価格は、税込み2万1480円(Wi-Fiのキャンペーン情報つきモデル)から。

 Kindleは、国内で発売されたKindleの中では最安となる“お手軽”モデル。サイズは169 x 119 x 10.1mm、重量191g。ディスプレイサイズは6インチで、解像度167ppi。Kindleは接続が「Wi-Fi」のものだけで、キャンペーン情報つきモデルとキャンペーン情報なしモデルがある。Amazon.co.jpでの販売価格およびメーカー希望小売価格は、税込み6980円(キャンペーン情報つきモデル)から。また10月12日まで、3種類の「ニューモデル予約販売記念キャンペーン」が開催されている。

発表資料へ

■変更履歴
記事中の最終段落、「ニューモデル予約販売記念キャンペーン」の開催期間について記事公開時は「10月2日」としていましたが、正しくは「10月12日」でした。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。[2014/09/19 17:00]