インターネットイニシアティブ(IIJ)は2014年9月17日、企業のWebアプリケーションを不正な攻撃から防御するWAF(Webアプリケーションファイアウォール)装置をユーザー企業に販売/導入し、これを運用するサービス「IIJ WAFソリューション」を発表した。10月1日に提供開始する。導入後の運用ではNRIセキュアテクノロジーズ(NRIセキュア)と連携する。

 導入するWAFは、米Imperva製のWAF「SecureSphere WAF」である。IIJは、導入サービスの提供に当たり、WAFそのものの販売も実施する。国内の販売代理店各社からIIJが調達し、IIJを介してユーザーに販売する形になるとしている。IIJが同製品を販売するのは今回が初めてとなる。

 提供するサービスは主に、導入サービスと運用サービスで構成する。このうち運用サービスについては、SecureSphere WAFの運用サービスを提供しているNRIセキュアと連携する。主にネットワークまわりの運用をIIJが提供し、WAFの設定変更やシグネチャの更新、ログ監視/分析などのSecureSphere WAFに特化した運用をNRIセキュアが提供する。

 サービスの価格は個別見積もりだが、運用サービスの参考価格(税別)は、月額110万円から。

 なお、今回のIIJのサービスにおいてSecureSphere WAFの運用を担当するNRIセキュアは、2010年から同WAFの販売代理店として、製品の販売および導入/運用サービスを提供している(関連記事:NRIセキュア、DBファイアウォール「SecureSphere」の導入・運用サービスを提供)。