写真1●新製品の一つ「True Image Unlimited for PC and Mac」のパッケージ
写真1●新製品の一つ「True Image Unlimited for PC and Mac」のパッケージ
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画面1●ユーザーインタフェースをシンプルにした
画面1●ユーザーインタフェースをシンプルにした
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写真2●アクロニス・ジャパンリージョナルプロダクトマネジャーの古舘與章氏
写真2●アクロニス・ジャパンリージョナルプロダクトマネジャーの古舘與章氏
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 アクロニス・ジャパンは2014年9月17日、バックアップソフトの新バージョン「True Image 2015」(写真1)を発表した。ユーザーインタフェースを刷新したほか、従来は別ソフトだったOS X版を統合した。対応OSはWindows XP/Vista/7/8/8.1、Windows Home Server 2011、OS X 10.8/10.9など。9月24日からダウンロード販売で提供する。パッケージ版は10月24日に発売する。

 True Imageは、ストレージの中身をイメージファイルとしてバックアップするタイプのソフト。新バージョンは、従来とは全く異なるシンプルなユーザーインタフェースにした(画面1)。「マニュアルを見ずに直感的に操作できる」(アクロニス・ジャパンリージョナルプロダクトマネジャーの古舘與章氏、写真2)。

 Windows 8のタッチパネル操作にも対応した。これまでの製品ではあまり使われていなかった、設定のインポート/エクスポート機能や電子メールのバックアップ機能などを削減して、性能と信頼性を向上させたという。

 新バージョンの発表に合わせて、同社が提供するクラウドストレージサービス「Acronis Cloud」も高速化した。重複除外機能を改良したほか、東京にデータセンターを開設してネットワークの遅延を短縮、イメージバックアップにかかる時間を短くした。

 「200GBのデータを、東京のデータセンターにフルバックアップするテストが3時間強で終了した。従来はほかの地域のデータセンターを使っており、同じ容量だとバックアップに半日から1日かかっていた」(古舘氏)。どのようなクラウドシステムを採用したかは非公開だが、「クラウド側にも自社のストレージ技術を使っている」(同)。