デジタルリビングネットワークアライアンス(DLNA)は、有料テレビコンテンツの視聴に関するDLNAのガイドラインに対応した消費者向け家電機器(CE)向けの認定プログラムである「VidiPath認定プログラム」を開始したと発表した。発表日は2014年9月11日である。

 目的として、有料テレビの利用者が自分のニーズに最適な製品をより容易に探し出して、家庭内のマルチデバイスプラットフォームでコンテンツをシームレスに楽しめるようにすることを挙げている。DLNAは、VidiPathガイドライン対応製品のデモと、その認定プログラムおよびブランディングプログラムの詳細説明を、IBC (2014年9月12日~9月16日に開催)で実施している。

 VidiPath認定プログラムには、重要なDLNA認定要素が取り入れられているという。これは有料テレビコンテンツを視聴するために拡張した技術要件を試験・検証できるように設計されたもので、DTCP-IP、HTML-5、認証機能、IEEE 1905.1、UPnPリモート診断、ネットワーク節電、ストリーミングクオリティーを最適化するための適応型配信技術を含む。

 米ケーブルテレビ最大手Comcast CableのKen Klaer氏(senior vice president)は、「VidiPath認定プロセスを通過した製品が市場に投入されるようになると、当社は選択肢が増え続ける適合デバイスに対応したサービスを顧客に提供できるようになる」「VidiPath認定製品は標準化プラットフォームを顧客にもたらし、家庭内のより広範なデバイスでお気に入りのコンテンツを楽しめるようにすることを可能にする」としている。

[発表資料(PDF)へ]