KDDI(au)とソフトバンクモバイルは2014年9月12日、米アップルのiPhone 6/同Plusの販売価格を発表した。両社とも最低価格は新規・MNP(モバイル番号ポータビリティー)の場合で実質負担額0円(iPhone 6の16Gバイトモデル)からとした。携帯電話大手3社は12日午後4時から予約を受け付けているが、NTTドコモは現在も価格を調整中で「13日以降の発表になる」(同社)という。

 販売価格は、iPhone 6 Plusの128Gバイトモデルを除き、ソフトバンクモバイルのほうが安い()。ただ、24カ月払いの月額負担額で比べると、月5~15円の違いしかなく、多くのユーザーにとっては事業者選びの大きな判断基準とはならなさそうである。「新規・MNP」と「機種変更」の比較では、KDDIが月額負担額で一律605円、ソフトバンクモバイルが同610円、機種変更のほうが高くなっている。

表●KDDI(au)とソフトバンクモバイルが発表したiPhone 6/同Plusの販売価格。
表●KDDI(au)とソフトバンクモバイルが発表したiPhone 6/同Plusの販売価格。
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 iPhone 5s/5cの一括価格は当初、KDDI、ソフトバンクともに5万2920~8万8200円だったことを考えると、iPhone 6/同Plusの価格は大画面化や容量拡大などにより、総じて高くなっている。今回、32Gバイトモデルがなくなって128Gバイトモデルが追加されたわけだが、16Gバイトモデルは実質負担額0円を実現するために残したという見方もできる。

 同日、ソフトバンク銀座には、予約を受け付ける約30分前から100人以上の顧客が駆け付けた。午後5時時点でも混雑しているという(写真)。

写真●ソフトバンク銀座の様子。
写真●ソフトバンク銀座の様子。
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■変更履歴
ソフトバンクモバイルがiPhone 6 Plusの128Gバイトモデルの一括価格を変更したため、表を差し替えました。[2014/09/13 12:40]