ソニーは、2014年9月10日までベルリンで行われている「IFA2014」でメガネ型のウエアラブル端末「SmartEyeglass」を参考出展している。同端末は、2014年1月に開催された「2014 International CES」でも参考出展されていたが、今回はデザインが一新されている。ただ、現時点では発売時期や価格などの商品情報は明らかにされていない。9月3日に行われた記者向け発表会では「最新のプロトタイプ」(ソニーモバイルコミュニケーションズ代表取締役兼CEOの鈴木国正氏)として紹介された。

 ソニーのSmartEyeglassは、メガネとコントローラーで構成される(写真1)。メガネは両眼・透過式であり、実際の風景と情報を重ね合わせて見ることを想定している。表示色は緑単色で、階調は256。カメラ、加速度などの各種センサーを搭載している。

写真1●メガネとコントローラーで構成される、ソニーの「SmartEyeglass」
写真1●メガネとコントローラーで構成される、ソニーの「SmartEyeglass」
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 コントローラーはSmartEyeglassとケーブル接続されており、SmartEyeglassからはセンサー情報を取得。逆に、SmartEyeglassに対してはスマートフォンから取得したデータを送り込む。操作は、コントローラーが備えるタッチセンサーおよびバックボタンによって、画面を切り替えていく。

 さらにコントローラー部には「TALK」ボタンがあり、音声コマンドや通話機能の搭載が見込まれる(写真2)。SmartEyeglassとスマートフォンはBluetoothで接続され、スマートフォン上のアプリケーションから情報が転送される仕組みだ。

写真2●コントローラーには画面を戻す「BACK」、撮影用の「CAMERA」のほか、「TALK」ボタンが用意されている
写真2●コントローラーには画面を戻す「BACK」、撮影用の「CAMERA」のほか、「TALK」ボタンが用意されている
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