写真●TwitterのBuyボタン
写真●TwitterのBuyボタン
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 米Twitterは現地時間2014年9月8日、ツイートから直接商品を購入できる「Buy」ボタンのテストを始めると発表した。米国の少数ユーザーを対象に実施する。

 同機能は、AndroidおよびiOS向けアプリケーションで提供する。フォローしているブランドやアーティストなどが投稿したツイートに気に入った商品が掲載されていた場合、Buyボタンをタップするとさらに商品の詳細が表示される。購入を決めて「Buy now」ボタンをタップし、配送先住所や支払いに関する情報を入力する。購入を確認すると注文内容が販売者に送られ、商品が発送される。

 最初の購入で、支払いおよび配送先情報は暗号化されて保存される。次回の購入からは、支払いおよび配送先情報は入力する必要がない。これら情報はアカウントからいつでも変更できる。クレジットカード情報は「安全に処理され、ユーザー本人の許可なしに販売者と共有されることはない」としている。

 早期テストでは、ショッピングプラットフォームの米Fancy、コンテンツ販売プラットフォームの米Gumroad、エンターテインメントマーケティングの米Musictoday、オンライン決済プラットフォームの米Stripeらの仕組みを利用する。

 テストのパートナーには、英Burberryなどのブランド、米Home Depotなどの小売チェーン、EminemやDemi Lovatoといったアーティスト、非営利団体の米Nature Conservancyや米(RED)などが含まれる。今後パートナーを拡大していく予定という。

 なお、米Facebookも7月に、直接Facebookから商品を購入できるBuyボタンの限定テストを行うと発表している(関連記事:Facebook、広告や投稿内の商品を即買いする「Buy」ボタンをテスト)。

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