画面●「Yahoo!ファイナンス」アプリのマネーフォワード連携画面
画面●「Yahoo!ファイナンス」アプリのマネーフォワード連携画面
[画像のクリックで拡大表示]

 クラウド型資産管理ツールのマネーフォワードは2014年9月8日、ヤフーと業務提携し、「Yahoo!ファイナンス」との連携機能の提供を開始すると発表した。同日から、ヤフーが無料提供するiPhone版「Yahoo!ファイナンス」アプリで、マネーフォワードの「資産管理」機能を利用できるようにする(画面)。

 これによって、同一アプリ内で、マネーフォワードに保存している預金・株式・投資信託口座の残高などの「資産管理」データと、Yahoo!ファイナンスが以前から提供している株式・投資信託の時価データや銘柄情報などを一覧できるようになる。マネーフォワードでは複数の金融機関の口座を管理できるため、複数口座を合算した総資産の推移が分かる。

 後日、Android版Yahoo!ファイナンスアプリでも同様の機能を実装する予定。Web版のYahoo!ファイナンスでは連携の予定はない。

 連携機能は、マネーフォワードが提供する「マネーフォワードAPI」を使って実装している。ヤフーはAPI提供の第1号案件に当たる。今後、ヤフー以外の外部パートナーにもAPIを提供し、資産管理のプラットフォームとして浸透を図りたい考えだ。

 マネーフォワードAPIの仕様はWebサイトで公開している。実際に利用するにはパートナー契約が必要となる。