朝日ネットは2014年9月8日、システム管理者がいない中小事業所やSOHO向けに、ルーターの初期設定や運用サービスがセットになったインターネット接続サービス「ASAHIネット おまかせルーター」を発表した。9月9日から提供開始する。標準構成の料金(税別)は、初期費用が1万円、月額利用料が2980円。これとは別に、通信回線の契約が必要になる。

 ASAHIネット おまかせルーターは、ルーターとルーターの運用サービスをセットにしたインターネット接続サービスである。初期設定を施した独自のルーター機器をレンタル提供するとともに、ファームウエアの更新や24時間のリモート監視、といった日々の運用を代行する。電話窓口によるサポートも実施し、ユーザーからの設定変更の依頼も受け付ける。

 レンタルするルーターは非公開だが、外装が金属製でボックス型の形状をした業務用ルーターをベースに、OEM供給を受けたもの。ネットワークインタフェースとして、WAN側とLAN側にイーサネットポートを備えるほか、無線LANのアクセスポイント機能を内蔵する。設定はCLI(コマンド)ベースで、朝日ネットがリモートから操作する。基本的にユーザーが設定を変更する必要はない。

 料金(税別)は、無線LANのアクセスポイント機能をオフにした標準構成で月額2980円、無線LAN機能をオンにした上位構成の「ASAHIネット おまかせWi-Fi」で月額3480円。また、VPNの構築/再構築サービスを提供する「ASAHIネット おまかせVPN」も提供するとしている。なお、今回のサービスが前提としている通信回線は、NTT東西が提供する回線(光ファイバーやADSLなど)である。