Cardboardを配布
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FakeRift
FakeRift
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FakeRiftを利用したところ
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FakeRiftの構成部材
FakeRiftの構成部材
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タオバイザー
タオバイザー
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 スマートフォンやタブレット端末を組み合わせる簡易型のヘッドマウントディスプレー(HMD)がゲーム開発者会議「CEDEC 2014」(パシフィコ横浜、2014年9月2~4日)で出展されていた。「Cardboard」と「FakeRift」である。

 Cardboardはその名の通り、ダンボール製の簡易型HMDである。開発者会議「Google I/O 2014」で発表され、その会場で参加者に配布された( 関連ブログ)。CEDEC 2014でも会場で配布しており、「日本での配布は初めて」(説明員)だという。

 FakeRiftは、日本Androidの会の金沢支部のkinneko氏が開発したものである。特徴は、100円ショップ(いわゆる100均)で売られているもので作ったこと( FakeRiftの紹介ページ)。そのため材料費は「1000円ちょっと」(説明員)である。kinneko氏はタオソフトウェアと共に、このFakeRiftでの経験を基にした同種のHMD「タオバイザー」を開発しており、クラウドファウンディングサービス「MotionGallery」で資金調達中である( 関連サイト)。既に目標金額の50万円は突破している。1500円でタオバイザーを1台入手できる。一般販売する予定はなく、同サービスに投資した人にだけ、提供するという。

 タオバイザーの筐体はダンボールではなく、より頑丈にするために、古河電気工業の無架橋低発泡ポリプロピレンシート「エフセル」を利用する。「文房具、例えばバインダーの外装に利用されている」(説明員)という。目の間隔調整機能も備える。