米Googleは現地時間2014年9月2日、企業向け事業を「Google Enterprise」から「Google for Work」に改称すると発表した。

 同社は約10年前に、ユーザー向けに提供しているサービスをビジネス用途に機能強化し、企業に向けた提供を開始した。しかしこの10年で仕事を取り巻く環境は大幅に変化している。

 同社のEric Schmidt会長は、「我々は従来ながらのエンタープライズ製品を提供しようとしたのではなく、新しい働き方を提案したいと考えていた。今こそ、我々の目指すところと合致する名称にするべきときだ」と説明した。

 また企業向け事業担当プレジデントのAmit Singh氏は、「ほとんどの人が『エンタープライズ』と聞くと、巨大企業を思い浮かべる。しかしGoogleの企業向けサービスは、あらゆる規模の企業に対応することを強調したい」と述べている(米CNETの報道)。

 ブランド名の変更に伴い、各サービス名も同日より順次名称を変えていく。例えば法人向けグループウエア群は「Google Apps for Work」に変更され(写真)、ビジネス向けWebメールサービスは「Gmail for Work」、地図サービスは「Google Maps for Work」となる(米Mashable)。

写真●すでにサイトの名称も「Google Apps for Work」となっている
写真●すでにサイトの名称も「Google Apps for Work」となっている
[画像のクリックで拡大表示]

[発表資料へ]