写真1●米オキュラス VRが提供するオキュラスリフト。装着すると潜水メガネを装着したような見た目になる
写真1●米オキュラス VRが提供するオキュラスリフト。装着すると潜水メガネを装着したような見た目になる
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 全国226店舗(2014年8月1日時点)でコンタクトレンズ専門店「アイシティ」を展開するHOYAアイケア事業部は、2014年9月1日からアイシティ吉祥寺サンロード店で、遠近両用コンタクトレンズ向けの疑似体験サービス「アイシティ CVIS(コンタクトレンズ・ヴァーチュアル・イメージング・システム)」を提供する。米オキュラス VRが提供するヘッド・マウント・ディスプレー(HMD)の「オキュラスリフト」を用いたバーチャル体験もできる(写真1)。

 HMDとは、頭部に装着するディスプレー装置のこと。オキュラスリフトは人間の視野に相当する画角が約100度あり、没入感が高いことが特徴だ。住宅やモデルルームの仮想内覧などの用途で業務利用され始めている(関連記事:ヘッドマウントディスプレーでバーチャル住宅内覧が実用化

写真2●HOYAアイケア事業部人事総務部教育課の駒井大介氏
写真2●HOYAアイケア事業部人事総務部教育課の駒井大介氏
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 遠近両用コンタクトレンズは、1枚のレンズに近くを見るための度数と遠くを見るための度数が両方入ったもの。主にコンタクトレンズを着用する老眼の利用者向けに提供している。アイシティが遠近両用コンタクトレンズを提供開始したのは2000年で、現在は約18種類を販売中だ。

 HOYAアイケア事業部人事総務部教育課の駒井大介氏は「遠近両用レンズを着用した際の見え方を伝えるのはこれまで課題だった」と話す(写真2)。写真などで見え方のイメージを説明しても、実際にレンズを着用したときの見え方とは異なるためだという。