写真1●Samsung Gear S
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写真2●LG G Watch R
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 韓国Samsung Electronicsは現地時間2014年8月28日、腕時計型ウエアラブルデバイスの新モデル「Samsung Gear S」を発表した(写真1)。第2世代(2G)および第3世代(3G)通信ネットワークをサポートし、単体で通話や通信が行える。10月より、世界で順次発売する。

 Gear Sは2インチの「Super AMOLED」ディスプレイ(解像度は360×480ドット)を搭載する。曲面ディスプレイのため手首に馴染みやすいとしている。OSは「Tizen」で、動作周波数1.0GHzのデュアルコアプロセッサ、512Mバイトのメモリー、4Gバイトのストレージを備える。

 Bluetooth 4.1およびWi-Fi 802.11 b/g/nに加え、2G/3Gネットワークに対応し、連動するスマートフォンが近くになくてもアプリケーションやSNSからの通知を受け取れる。通話の発信や受信および応答も可能。同社は、スマートフォンと接続しなくても単体で通話できるスマートウオッチの投入を計画していると、5月に報じられていた(関連記事:Samsung、単体で通話が可能なスマートウオッチを発表、WSJ報道)。

 なお、韓国LG Electronicsも同日、腕時計型ウエアラブルデバイス「LG G Watch R」を発表している(写真2)。1.3インチの丸型ディスプレイ(解像度は320×320ドット)を搭載し、OSは「Android Wear」を採用する。メモリーは512Mバイト、内部ストレージは4Gバイト。2014年第4四半期にリリースする予定。

[発表資料(Samsungのプレスリリース)]
[発表資料(LGのプレスリリース)]