日本IBMは2014年8月28日、同社のPaaS(プラットフォーム・アズ・ア・サービス)ソリューション「Bluemix」と「PureApplication」に関する記者説明会を実施した(写真1)。Bluemixの最新情報や、PureApplicationの管理用ソフトウエア「PureApplication Software V2.0」の提供開始などを発表した。

写真1●日本IBMのヴィヴェック・マハジャン専務執行役員ソフトウエア事業本部長
写真1●日本IBMのヴィヴェック・マハジャン専務執行役員ソフトウエア事業本部長
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 Bluemixは、アプリケーション実行環境やデータベースなどをクラウドのサービスとして提供するPaaSだ(関連記事:「IBMのPaaS『BlueMix』はスタートアップに売り込む」)。業務アプリやスマホ向けのアプリを短期間で開発するのに適している。

 インフラストラクチャーには米IBMのパブリッククラウドのIaaS(インフラストラクチャー・アズ・ア・サービス)である「SoftLayer」を使用。米ヴイエムウェアが開発したPaaS基盤ソフト「Cloud Foundry」がベースになっている。

 Bluemixでは、RDBやNoSQLなどのデータベース、プッシュ通知、認証機能、ビッグデータ分析など、ミドルウエアに相当する機能をサービスとして用意している。サービスの提供元は大きく四つあり、「既存IBM製品」「IBMの買収製品」「サードパーティー製品」「オープンソース・コミュニティのサービス」がある。