ジュピターテレコム(J:COM)は2014年8月28日、全国のケーブルテレビ事業者向けにFTTHネットワーク監視サービスの提供を9月1日に開始すると発表した。

 既にJ:COMでケーブルテレビ事業者向けに提供しているHFCネットワーク監視のシステムを基に、複数のFTTHネットワーク機器メーカーに対応した新しい監視サービスを開発した。提供先となるケーブルテレビ事業者の加入者宅に設置した双方向端末の状態を監視することにより、ケーブルテレビ幹線設備を監視する仕組みである。J:COMが独自開発した監視システムの「Alchemist(アルケミスト)」を利用することで、ケーブルテレビ事業者はFTTHネットワークとHFCネットワークの一元監視が可能となり、複数の監視システムを確認する負担がなくなるという。

 J:COMのネットワークオペレーションセンターにおいて24時間365日監視を行い、エンジニアが設備障害の検知と障害切り分けに必要な情報収集や、障害エリア・原因の早期特定を行う。これにより、障害発生時の復旧時間短縮が可能という。

 2014年9月1日からの導入局は、上田ケーブルビジョンとケーブルテレビ富山、飯能ケーブルテレビの3社。このほか2014年度中に、射水ケーブルネットワークと東近江ケーブルネットワークへの提供を開始する。

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