画像1●8月27日にPDFが公開された、会場で配布するガイドブックの表紙
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画像2●Project Morpheusの外観(ソニー・コンピュータエンタテインメントの発表資料より)
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 コンピュータエンターテインメント協会(CESA)は2014年8月27日、同協会が主催する主にゲーム開発者に向けたカンファレンス「CEDEC(Computer Entertainment Developers Conference)2014」の開催規模が、過去最大になることを発表した。同カンファレンスは、9月2日から4日まで、パシフィコ横浜(神奈川県・横浜市)で開催される。

 CEDECは、ゲームを中心とするコンピュータエンターテインメントに携わる開発者を対象としたカンファレンスで、プラットフォームは問わない。コンテンツ制作やコンテンツビジネス関係者も多く集まる。今回のセッション総数は、過去最多の236となり、展示ブース数は57、スポンサー数70社と、いずれも過去最大規模になるという。

 2日の基調講演に登壇するのは、「天地明察」で2010年本屋大賞、第31回吉川英治文学新人賞など5冠に輝いた小説家の冲方 丁氏。同氏は2013年公開のアニメーション作品「攻殻機動隊ARISE」でシリーズ構成と脚本を手掛けるなど、メディアを横断するクリエイターとして幅広く活躍している。基調講演では、「物語の力」というテーマで、エンターテインメントの世界にこれから求められる“物語”について語る予定だ。

 また3日の基調講演には、神戸大学大学院工学研究科の塚本昌彦教授が「ウェアラブルコンピューティングの動向とウェアラブルゲームへの展開」というテーマで登壇。4日の基調講演では、セガの取締役 CCOの名越稔洋氏が、「これからのゲームとゲームクリエイター」について展望する。

 そのほか2日には、特別招待セッションとして、ソニー・コンピュータエンタテインメント ワールドワイド・スタジオ プレジデントの吉田修平氏が登場。「VR ~Project Morpheusで体感する未来~」をテーマに講演する。Project Morpheus(プロジェクト モーフィアス)は、同社が手掛けるヘッドマウントディスプレイ(HMD)型のVR(仮想現実)システム。セッションに合わせて、2日にはProject Morpheusの実機を体験できるデモコーナーも設置。参加希望者には、当日午前9時10分から体験会場前にて、先着順に参加整理券を配布する。

CEDEC 2014の公式サイト

■変更履歴
記事公開当初、コンピュータエンターテインメント協会の表記に誤りがありました。お詫びして訂正します。本文は修正済みです。[2014/09/04 15:00]