米Dropboxは現地時間2014年8月27日、個人向け有料プラン「Dropbox Pro」の強化を発表した。ストレージ容量を100Gバイトから10倍の1Tバイトに拡大する。利用料は据え置きで、月額9.99ドル、年額では99ドル。

 容量拡大に加え、セキュリティ面の強化も図った。共有リンクについてアクセス可能な有効期限やパスワードを設定できるようにしたほか、共有フォルダの権限に「読み取り専用」を追加した。

 また、デバイスを紛失した場合や盗まれた場合に、そのデバイス上のDropboxフォルダを遠隔操作で削除できるようにした。

 オンラインストレージサービスは激しい競争を繰り広げており、例えば米Googleは今年3月に「Google Drive」の値下げを発表し、1Tバイト容量の利用料を9.99ドルに引き下げた(関連記事:Googleが「Google Drive」を大幅値下げ、1TBプランが5分の1に)。米Amazon.comも同月、「Amazon S3」の1Tバイト以内の時間単価を1Gバイトあたり0.03ドルに値下げしている(米InfoWorld)。

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