シアンス・アールは2014年8月26日、システムのログやセンサーが収集するデータなど、逐次発生するデータの収集・分析に特化した時系列データベース(DB)ソフトウエア「InfiniFlux」を、9月3日から発売することを明らかにした(図1)。

図1●InfiniFluxの利用イメージ。各種センサーからのデータをリアルタイムで収集し、すぐに集計・検索可能にする
図1●InfiniFluxの利用イメージ。各種センサーからのデータをリアルタイムで収集し、すぐに集計・検索可能にする
(シアンス・アールの資料を抜粋、以下同じ)
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 時系列DBは逐次発生する大量なデータの収集や、リアルタイム分析に特化しているデータベースのこと。海外では「Time Series Database」という名称で呼ばれ、InfiniFluxのほかに「TempoIQ」「OpenTSDB」「InfluxDB」といった製品がある。

 従来の「RDB(リレーショナルデータベース)」や「NoSQL(非リレーショナルデータベースの総称)」に比べて、時系列DBであればシステムのログの収集や監視をより短いタイミングで実行したり、センサーが収集する大量のデータをより高速に集計したりできるという(図2)。

図2●RDBやNoSQLといったこれまでのDBと、InfiniFluxの違い
図2●RDBやNoSQLといったこれまでのDBと、InfiniFluxの違い
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