写真1●日本オラクルの杉原博茂代表執行役社長兼CEO
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写真2●Oracle Planning and Budgeting Cloud Serviceの主な特徴
写真2●Oracle Planning and Budgeting Cloud Serviceの主な特徴
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 日本オラクルは2014年8月25日、経営管理ソリューション「Oracle Hyperion」のクラウドサービス「Oracle Planning and Budgeting Cloud Service(以下、PBCS)」を、同日から国内で提供すると発表した。このサービスは、Oracle Hyperionの中の予算管理パッケージ「Oracle Hyperion Planning」をSaaS(ソフトウエア・アズ・ア・サービス)として提供するもの。米国では2014年2月18日から提供している。

 会見に登壇した日本オラクルの杉原博茂代表執行役社長兼CEO(最高経営責任者)は、「EPM(エンタープライズ・パフォーマンス・マネジメント)市場で世界シェアNo1の経営管理ソリューションHyperionの機能を、月額のサービスとして容易に利用できるのは大きい」と自信を見せる(写真1)。

 Oracle Hyperionは、グローバルで1万社以上、国内でも1000社以上の導入実績があるソリューション。その中にはOracle Hyperion Planningのほかに、連結会計パッケージ「Oracle Hyperion Financial Management」などがある。今回提供するPBCSは、Oracle Hyperion Planningをクラウド化しただけでなく、業務ユーザーでも容易に導入できるようセルフラーニング機能を付けたり、ナビゲーション機能を付けるなど、機能強化も図られている。

 PBCSの特徴的な主な機能は6つ(写真2)。(1)WebやExcelを通した入力・分析機能、(2)自動集計・計算機能、(3)ワークフロー機能、(4)既存システムとの連携機能、(5)多軸で分析するセグメント分析機能、(6)シミュレーション機能――だ。

 参考価格は、1ユーザー当たり月額1万3000円から。大企業のほか、中堅中小企業にも販売していく方針だ。