インテルは2014年8月30日、「Haswell-E」との開発コード名で呼ばれていた高性能PC向けの新型CPU「Core i7-5960X Extreme Edition」を発表した。8個のCPUコアを内蔵し、同時に16スレッドを実行できる。PC向けCPUとして初めてDDR4メモリーに対応した。専用チップセット「Intel X99 Express」と組み合わせて使用する。ソケットは新型の「LGA2011-v3」。下位モデルとして6コアの「Core i7-5930K」と「同5820K」も同時に発表した。
インテルはデスクトップPC向けのソケット取り付け型CPUとして2つのバージョンを展開している。一つはLGA1150版。CPUコアとグラフィックス機能やメモリーコントローラーを統合した主力製品で、Core i7/i5/i3のほかPentiumやCeleronもある。もう一つはLGA2011版。高性能PC向けのCore i7のみで、CPUコアとメモリーコントローラーが統合されているものの、グラフィックス機能は内蔵していない。今回のCore i7-5900/5800シリーズは後者の製品だ(写真1~3)。