写真●MOBACLOUDが利用する「スマートデータリンク Mobizen」の画面イメージ(出典:NTTドコモ)
写真●MOBACLOUDが利用する「スマートデータリンク Mobizen」の画面イメージ(出典:NTTドコモ)
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 モバレンは2014年8月21日、オンライン上にあるAndroid端末の実機を使ってAndroidアプリケーションの動作検証を実施できるサービス「MOBACLOUD」を発表した。8月1日から提供している。Android端末を購入/レンタルすることなく、インターネットを介してWebブラウザーから実機を使うことができる。

 MOBACLOUDは、オンラインでAndroidの実機検証ができるサービスである。Webブラウザーからインターネットを介してAndroid端末を操作できる。Webブラウザー上に表示されるAndroid画面の裏で実機が動作する仕組み。利用できるAndroid端末は7社38機種(サービス開始当初)で、各機種ごとに5台程度の実機を用意した。

 要素技術(サービス)として、NTTドコモが提供しているクラウドサービス「スマートデータリンク Mobizen」(以下、Mobizen)を利用する(写真)。同サービスは専用のエージェントソフトをインストールしたAndroid端末をクラウド経由でリモート操作できるサービスである。

 今回モバレンでは、Mobizenの仕組みをそのまま利用し、モバレンが所有するAndroid端末群にMobizenのエージェントソフトをインストールした。この上で、MOBACLOUDの契約者に対してMobizenのID/パスワードを貸与する。これにより、MOBACLOUDの契約者はモバレン所有の端末をリモート操作できるようになる。ユーザーは、必要に応じてアプリケーションやデータを端末に転送して検証する。

 料金メニューは、利用時間などに応じて四つのプランを用意した(価格は8%消費税込み)。(1)「ライトプラン」(利用時間は3時間)の価格は、1620円。選択可能な機種は2機種。(2)「スタンダードプラン」(利用時間は1日)の価格は、5400円。選択可能な機種は5機種。(3)「ビジネスプラン」(利用時間は7日間)の価格は、1万6200円。選択可能な機種は10機種。(4)「プラチナムプラン」(利用時間は30日間)の価格は、5万4000円。選択可能な機種は25機種。

 なお、MOBACLOUD以外にも、アプリケーションの開発途中などで実機を手元で操作したいという需要に対して、実機のレンタルや検証ルームの提供を行うサービス「MOBAREN FOR BIZ」も用意している。