写真●Windows Server 2003移行応援パックのメニュー(出典:富士通マーケティング)
写真●Windows Server 2003移行応援パックのメニュー(出典:富士通マーケティング)
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 富士通マーケティング(FJM)は2014年8月21日、Windows Server 2003を最新OSにアップグレードするためのサービスとして、サーバーのリプレース先となるインフラ環境をサービスメニュー化し、同日提供を開始した。メニューは、ファイルサーバーとメールサーバー向けに、SaaS/IaaSやオンプレミスなど各種の形態で用意している。

 サービス名称は、「Windows Server 2003移行応援パック」(写真)である。ファイルサーバーとメールサーバーについて、これらのリプレース先となるサーバー環境(Windows Server OS込み)を用意する。同サービスではサーバー環境を提供するだけなので、ファイルデータやメールデータはユーザーが移行する必要がある。このため、困った時に専門の技術者に相談できる「サポートチケット」を付けている。

 ファイルサーバーについては、サーバー環境の形態に応じて、(1)SaaS型の「AZCLOUDファイルサーバ版」、(2)IaaS型の「AZCLOUD IaaS版」、(3)ユーザー先に設置するオンプレミス型の「AZBOXファイルサーバ版」、---の3種類のメニューを用意した。同社のクラウドサービスであるAZCLOUD(ファイルサーバーSaaSやIaaS)や、アプライアンスサーバー機「AZBOX」を利用する。一方、メールサーバーについては、(4)SaaS型の「Office 365 Exchange Online」を用意した。

 それぞれのメニューの価格(税別)は、以下の通り。(1)AZCLOUDファイルサーバ版は、月額4万9800円からで、初期費用は39万2700円から。(2)AZCLOUD IaaS版は、月額12万5600円からで、初期費用は114万2700円から。(3)AZBOX ファイルサーバ版は、144万700円から。(4)Office 365 Exchange Online版は、1アカウント当たり年額3960円からで、初期費用は215万700円から。

 なお、同サービスの上位サービスとして、データの移行まで含めてFJMに依頼できる「Windows Server 2003移行おまかせパック」も用意した。上位サービスでは、ファイルサーバーとメールサーバーの移行メニューに加えて、Active Directoryをオンプレミスのアプライアンスサーバーに移行するメニュー「AZBOX ADサーバ版」も用意している。上位サービスの価格は、データの規模などに応じて個別見積もりとなる。