ナレッジワークスは2014年8月19日、Webサイト内コンテンツの全文検索機能をWeb API経由で提供するサービス「Siba(シーバ)」を発表、同日提供を開始した。

 Sibaは、WebサイトにWeb API経由で各種の機能を提供するBaaS(バックエンド・アズ・ア・サービス)型クラウドサービスの一種。このサービスを利用すれば、検索エンジン製品を自社で用意することなく、任意の言語からREST APIを呼び出すだけで、Webサイトに全文検索機能を追加できる。サービスの基盤となる検索エンジンサーバーソフトには、Apache Lucineベースで「今最も勢いがあり人気の」(同社)ソフトである「Elasticsearch」を利用している。

 検索対象コンテンツの検索や登録、削除などは、JSON形式のデータをREST経由で送信して行う。登録時には、検索対象のURLのほかに、タイトルなどの属性情報を登録できる。個々のコンテンツ(Webページ)ごとに独立して登録するやり方と、インデックスページ配下のコンテンツURLをクロール(巡回)させるやり方の2種類がある。検索対象から除外するコンテンツの指定なども行える。検索時には検索キーワードなどを送信する。

 価格(税別)は、標準価格で3万文書まで登録可能な有料の「Proプラン」が月額3万円。同プランでは、コンテンツのクロールが24時間後に可能になるほか、メールによるサポートサービスが利用できる。これとは別に無料プランの「Freeプラン」も用意しており、こちらは1000文書まで利用でき、再クロールが1週間後となる。また、大規模向けにサービスをカスタム提供する「Customプラン」も用意している。