KDDIは2014年8月12日、東京ビッグサイトで15日~17日に開催される同人誌即売会イベント「コミックマーケット86」(コミケ86)において、週刊少年チャンピオンに連載中の自転車競技を題材とした人気漫画「弱虫ペダル」とコラボレーションした形で電波対策を実施すると発表した。
開催当日は、弱虫ペダルのラッピングを施した車載型基地局(写真1)を西展示場外に配置(図1)。同基地局は、複数の周波数帯で同時にLTEデータ通信を可能にする技術「キャリアアグリゲーション(CA)」に対応した最新バージョンだという(関連記事:夏イベント会場でも快適に高速通信、KDDIが「CA対応基地局車」を投入)。
会場内では、弱虫ペダルの主人公が通う「総北高校自転車競技部」のユニフォームを着用した「人間Wi-Fi隊」(写真2)のメンバーがエリア対策を担当。メンバーはそれぞれ、無線LANルーターやバッテリーを装備した「歩くau Wi-Fi SPOT」としてコミケ参加者によるWi-Fi通信を中継、LTE/3Gトラフィックをオフロードして会場の電波状況を改善する役割を担う。
さらに、西館4階・企業ブース「441」の「アニメパス」ブースでは自転車型の「人力スマホ充電器」(図2)も投入する。同充電器はケイデンス(回転数)計測機能を搭載しており、「充電という過酷なレースにぜひチャレンジしてみてほしい」(KDDI)と脚力に自信があるユーザーの挑戦を待ち受ける。