シンガポールのスキップフォワードは2014年8月12日、SaaS型で利用できるプロジェクト/タスク管理ソフト「Jooto」(ジョートー、写真)を強化し、EvernoteやGoogleカレンダーにタスクを反映させる機能や、Jootoのカレンダー表示からタスクを追加する機能などを追加した。より簡易にタスクを管理できるようになった。

写真●Jootoのプロジェクトボード画面
写真●Jootoのプロジェクトボード画面
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 Jootoは、プロジェクト/タスク管理のクラウドサービスである。パソコンやスマートフォンなどからWebブラウザー経由で利用できる。チームで共有しているプロジェクトボードの上に、個々のタスクカードを付箋紙のように貼り付けるスタイルで、プロジェクトの進ちょくを管理する。タスクカードは、進ちょく状況に応じて「ToDoリスト」「進行中リスト」「完了リスト」にドラッグ&ドロップで移動できる。

 タスクカードには、プロジェクトを進める上で便利な機能が備わっている。例えば、タスクカードに2Mバイトまでのファイルを添付できる。メインタスクに関係するサブタスクの作成も可能である。タスク内容を細かく分けてタスクの達成度をチェックリストとして表現することもできる。タスクの中ではコメントのやり取りも可能で、関連するメンバー間でコミュニケーションがとれる。

 今回の機能強化では、タスクの外部ツールへのエクスポート(抽出)機能を強化した。具体的には、GoogleカレンダーとMacのカレンダーに対して「タスクの締切日」「タスクのタイトル名」「説明」をエクスポートできるようにした。また、Evernoteに対して「タスクのタイトル名」「説明」をエクスポートできるようにした。

 タスクのインポート(登録)機能も強化した。具体的には、Jootoのプロジェクトボードからのタスク追加に加えて、Jootoのカレンダー表示画面から直接タスクを追加できるようにした。これにより、タスク管理としてだけでなく、スケジュール管理としても利用できるようになった。

 新版ではまた、操作性も高めた。具体的には、プロジェクトボードをタブ化した。これにより、複数のプロジェクトボードを管理する際に、簡単に切り替えができるようになった。さらに、タスク内のコメント機能において絵文字を利用できるようにした。これにより、以前よりも円滑にコミュニケーションがとれるようになった。

 料金プラン(税込み)は、利用できるプロジェクトボードの数やユーザー数などに応じて四つある。

 (1)「スタートアップ」(プロジェクトボード1個、ユーザー3人、ストレージ10Mバイト)は無料。同プランでは、プロジェクトボードのタブ化機能や絵文字は利用できない。

 (2)「ベーシック」(プロジェクトボード5個、ユーザー10人、ストレージ1Gバイト)は月額980円。

 (3)「プロフェッショナル」(プロジェクトボード35個、ユーザー70人、ストレージ50Gバイト)は月額5980円。

 (4)「エンタープライズプラン」は大規模向けで、個別見積もり。