写真●「マツモトキヨシ公式アプリ」のトップ画面
写真●「マツモトキヨシ公式アプリ」のトップ画面
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 マツモトキヨシホールディングス(HD)は2014年8月11日、スマホアプリ「マツモトキヨシ公式アプリ」を公開したと発表した(写真)。同社がスマホアプリを提供するのは初めて。8月1日にAndroid版とiOS版の提供を開始している。ユーザーの属性情報や位置情報に合わせて、プッシュ型でクーポン配信などができるのが特徴だ。

 「マツモトキヨシ公式アプリ」は、現金ポイントの管理機能を備える。貯蓄したポイントは店頭決済で使えるため、ユーザーはプラスチックのポイントカードを持ち歩かずに済む。マツモトキヨシHDのポイント会員数は2014年8月時点で約2000万人。スマホアプリの会員登録時に、既存カードで貯めたポイントは移行できる。

 開発したスマホアプリは、クーポンやニュースの配信機能も搭載する。ユーザーの属性情報に応じて割引クーポンを配信ができるほか、GPS(全地球測位システム)や無線LANを使ってユーザーの位置情報を割り出し、店舗に近いユーザーにプッシュ配信することも可能だ。

 マツモトキヨシHDは継続的な利用を促進するため、期間限定のプロモーション企画を定期的に開催していくという。初回企画として、「マツモトキヨシ公式アプリ」をダウンロードしたユーザー全員を対象に、最大15%の割引クーポンなどを提供する。

 今回のスマホアプリは、NTTデータなどが提供するオムニチャネルソリューションである「レコメンドプッシュ」をベースに開発した。