インターナルは2014年8月8日、Android端末の現在の位置情報や端末内に保存された写真や着信履歴などの各種データをパソコンからリモートで監視/管理できるソフト「Androidアナライザー」(写真)を発表、同日提供を開始した。端末の盗難/紛失対策や行動管理などに利用できる。価格(税別)は、端末台数に制限がない企業向け版で5万9800円など。

写真●Androidアナライザーの画面の一部(位置情報を表示しているところ)
写真●Androidアナライザーの画面の一部(位置情報を表示しているところ)

 Androidアナライザーは、Android端末の稼働状態をパソコンからリモートで監視/管理できるようにするソフトである。管理対象のAndroid端末には、あらかじめ専用のソフトを導入しておく必要がある。Android端末とパソコンは、同社がインターネット上に用意する専用サーバーを仲介してデータをやり取りする。

 監視/管理機能として、Android端末内の各種データをパソコンから閲覧できる。例えば、電話帳、SMSメッセージ、着信履歴、写真、通話録音データ、現在のGPS位置情報、などを取得できる。さらに、データの取得に加えて、パソコンかららAndroid端末をリモート操作することも可能。例えば、カメラ機能を使って写真を撮影したり、端末のキャプチャ画像を取得したりできる。

 ソフトウエアの稼働環境は、Android端末がAndroid 4.0以上。パソコンはWindows Vista以降(32ビットおよび64ビット)。パソコン側にも専用のソフトを導入する必要がある。Android用のアプリケーションは、このパソコンとAndroid端末をUSBケーブルで接続してインストールする形になる。アプリアイコンを表示しない設定にすることで、同ソフトがインストールされていることを分からないようにできる。