写真●ZBOX CI520 nano Win8.1 with Bingの外観
写真●ZBOX CI520 nano Win8.1 with Bingの外観
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 アスクは2014年8月8日、VESAマウントの小型クライアントPCのラインアップを拡充し、冷却ファンを備えずに静音化を図ったファンレス仕様の「ZBOX C」シリーズ(写真)を発表した。8月下旬から出荷する。搭載CPUに応じて、Core i3搭載機など3モデルを用意している。OSにはWindows 8.1 with Bingを採用した。ハードウエアの開発会社はゾタックインターナショナル(ZOTAC International)。

 ZBOX Cシリーズは、VESAマウント仕様に準拠した手のひらサイズの小型PCである。VESAマウントを介して、ディスプレイの背面やオフィスの壁/ポールなどに設置できる。主な特徴は、ファンレス仕様としたこと。ファンによる騒音がないため、静かな環境で利用できる。電源ユニットは内蔵せず、外部のACアダプター経由で供給する。

 搭載するCPUに応じて3モデルを用意した(価格はいずれも税別)。

 (1)「ZBOX CI520 nano Win8.1 with Bing」は、Core i3-4020Y(1.5GHz、2コア、Intel HD Graphics 4200)を搭載する。市場予想価格は、4万1140円。

 (2)「ZBOX CI320 nano Win8.1 with Bing」は、Celeron N2930(1.83GHz、4コア、Intel HD Graphics)を搭載する。市場予想価格は、3万円台後半。

 (3)「ZBOX CA320 nano Win8.1 with Bing」は、AMDのA6-1450(1.0GHz、4コア、Radeon HD 8250)を搭載する。市場予想価格は、3万円台後半。

 その他の主な仕様は、以下の通り。外形寸法は幅127×奥行き127×高さ45ミリメートル。OSはWindows 8.1 with Bingを採用。メモリー容量は2Gバイト、ストレージはSSDで容量は64Gバイト。LANは、無線LAN(IEEE 802.11ac)と有線LAN(1000BASE-T)をともに搭載する。リモコン操作のための赤外線受光部やSDカードリーダーなども搭載する。