写真●アイ・オー・データ機器の「CDレコ Wi-Fi」
写真●アイ・オー・データ機器の「CDレコ Wi-Fi」
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 アイ・オー・データ機器は2014年8月6日、パソコンを使わずスマートフォンと直接接続して音楽CDの楽曲を取り込めるドライブ「CDレコ Wi-Fi」(型番CDRI-W24AI)を8月下旬に発売すると発表した(写真)。販売中の「CDレコ」の第2弾にあたる(関連記事)。CDレコはAndroidスマートフォンとUSBケーブルでつなぎ音楽CDの楽曲を直接取り込める製品だが、CDレコ Wi-Fiはスマートフォンと無線LANで接続。iOS端末や、USBで接続できなかったAndroid端末にも対応する。同社のサイトで、対応機種についての情報を公開している。

 楽曲取り込みには、App StoreおよびGoogle Playで無償配布する専用アプリの「CDレコ」を使う。iOS端末は、CDレコ Wi-Fiと無線LANで接続する。Androidは無線LANのほか、第1弾製品と同様にUSBケーブルでもつなげられる。「CDレコ」アプリは、QRコードを用いた簡単な無線LAN接続(QRコネクト)にも対応する。

 音楽CDをCDレコ Wi-Fiにセットすると、インターネット上の音楽データベース(Gracenote MusicID)から曲名とアルバム名、アーティスト名、ジャケット写真を自動取得する。取り込み音質は5段階(ロスレス圧縮、およびAACの320kbps/256kbps/128kbps/96kbps)から選べる。同社調べでは、無線LAN接続時で60分の12曲入りCDがiPhone 5s(iOS7.1.2)で約7分、Androidスマートフォン(GALAXY S5 SCL23、Android 4.4.2)では約10分で取り込めたという。

 iOS端末では、取り込んだ楽曲は「CDレコ」アプリだけで再生可能。Androidは取り込む楽曲データの保存先を指定できる。容量不足対策としてmicroSDカードも選択可能だが、Android 4.4の一部機種では外部メモリーへ保存できない。Androidでは、取り込んだ楽曲は標準の音楽プレイヤーアプリで再生可能だ。またCDレコ Wi-Fiに音楽用CD-R/RWを挿入して、スマートフォンに取り込んだ任意の楽曲を選んで書き出すこともできる。書き出し機能はデータ用CD-R/RWは使用不可。またAndroid端末の場合、Android 4.1未満では利用できない。

 価格はオープンで、店頭想定売価は税別9980円。

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