写真1●新製品のガラポンTV四号機
写真1●新製品のガラポンTV四号機
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写真2●ノートパソコンで8局の同時ライブ視聴を行っているところ
写真2●ノートパソコンで8局の同時ライブ視聴を行っているところ
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 ガラポンは2014年8月7日、ワンセグ全番組録画機「ガラポンTV」の新製品である「ガラポンTV四号機」を発売する(写真1)。全てのテレビ局(最大8局)の同時ライブ視聴に対応したのが特徴(写真2)。価格は3万9420円(税込)で、従来製品のガラポンTV参号機の4万3070円(税込)から値下げした。外見や主な仕様はガラポンTV参号機を踏襲する。同社代表取締役の保田歩氏は「テレビの全局ライブ視聴はTwitterのタイムラインよりもおもしろい」と新製品をアピールする。

 WindowsやMac OS Xを搭載したパソコンのWebブラウザで、放送中の8局分の番組を一度にライブ視聴できる。ガラポンTVに録画した番組はiOS端末やAndroid端末でも視聴できるが、全局ライブ視聴が可能なのはパソコンやWindowsタブレットのみ。iOSやAndroidでは動画の再生数に制限があるからだという。

 全局ライブ視聴中の音声は、選択した番組のものだけが流れる。気になる番組があれば、全画面に拡大することも可能。特定の局の番組を拡大して、他局の番組を小さく表示することもできる。気になるシーンは15秒巻き戻して再生できる。番組を切り替えたときに、見たいシーンに間に合わない場合があるのを考慮した。従来も他のメーカーに全局視聴が可能なテレビ製品があったが、同社によると、巻き戻しに対応したのはガラポンTV四号機が初めてだという。

 今後は、過去の時間を指定して、そこから全局番組再生を行うといった改良も考えているという。これにより、例えば大きな事故があった時に、各テレビ局がどのように報道したかといったことを振り返ることができる。

 ハードウエアの低価格化は、チューナー部品や製造元の見直しで実現した。今後のハードウエアの研究開発は、主に低価格化を目的にする。ハードウエアを0円に少しでも近づけることで普及を促進するためだ。

 ガラポンTV四号機を2014年9月30日までに購入したユーザーに対しては、1000円分のAmazonギフトカードをキャッシュバックする。また、ガラポンTV参号機のユーザーにはガラポンのサービスで利用できる4000ポイントをプレゼントし、弐号機と参号機のユーザーおよび学生は四号機を3万2184円(税込)に値引きする。