コンプライアンス策定支援サービスなどを手がけるNANAROQは2014年7月31日、クラウドベースのコンプライアンス学習教材「シンプラZ」に、情報漏洩対策をゲーム形式で学べる「情報漏えい対策版」を追加したと発表した。

 プレイヤーは社内セキュリティの調査官になり、「オフィス」「デスク」「パソコンの画面」を調査。セキュリティ上問題がある個所を指摘することでゲームを進める形になっている。設問ごとに正解か不正解かが説明付きで表示され、ゲーム実施後には全ての結果をまとめたリポートも作成される。

 NANAROQでは同教材の売りとして、(1)プレイヤー自身が情報漏洩につながる個所を探すことで、セキュリティに関する知識が自然に身に付きやすい、(2)飽きずに最後まで学習できるため、高い学習効果が期待できること、(3)実際に起こりうる環境を再現しているため、違和感のない自然なコンプライアンス教育を実施できること---という3点を挙げている。

 価格は、100ユーザーまでが3万円、300ユーザーまでが5万円、500ユーザーまでが7万円となっている。購入企業の社員が同教材による教育を修了した後、情報漏洩事故を故意に起こした場合に同社が最高1億円を補償する「補償付プラン」も用意しており(関連記事:情報漏洩で最高1億円を補償、NANAROQがコンプライアンス教育教材)、それぞれ3万円上乗せになる(価格はすべて税別表記)。