トレンドマイクロは2014年7月31日、業務データの取り扱いに関するアンケート調査の結果を発表した。自分が担当していない業務のデータにアクセスした経験を尋ねる設問では、回答者の13.8％が「ある」と答えたという。
今回の調査は、企業において、業務に関するデータがどのように取り扱われているのか、その実態を調べることが目的。調査対象は、実際に業務データを取り扱っているIT管理者510人および従業員1038人の計1548人。
設問の一つでは、勤務先が禁止しているツール（メールやUSBメモリー、オンラインストレージなど）で、社外と業務データのやり取りをしたことがあるかどうかを尋ねた。その結果、禁止されているツールがある回答者476人のうち、過半数の54.8％が「ある」と答えた（図1）。
図1●「過去1年間、勤務先から禁止されているツールを使って、社外と業務データのやり取りしたことがあるか」の設問に対する回答（トレンドマイクロの発表資料から引用）
[画像のクリックで拡大表示]
別の設問では、業務データの不適切な取り扱いを五つ挙げて、それぞれについて経験があるかどうかを尋ねた（図2）。
図2●それぞれについて経験があるかどうかを尋ねた設問に対する回答（複数回答。トレンドマイクロの発表資料から引用）
[画像のクリックで拡大表示]
「自分の担当外の業務データにアクセスした」経験があると回答したのは13.8％、「社外持ち出し不可のデータを、自宅作業等のため持ち出した」は7.9％、「退職時にデータを持ち出した」は4.4％だった。
[発表資料へ]
