米Microsoftは現地時間2014年7月30日、最新モバイルプラットフォーム「Windows Phone 8.1」のアップデート「Windows Phone 8.1 Update」について明らかにした。中国向けに特化した機能を含め、複数の機能強化を図った。来週、開発者向けプレビューを公開する。
Windows Phone 8.1 Updateでは、デジタルアシスタント機能「Cortana」の中国版と英国版をベータ提供する。
中国版Cortana(中国での愛称は「Xiao Na」)は全体的な動作は米国向けと同様だが、中国版固有のルック&フィール、アニメーション、サウンドを選択できる。北京語の音声およびテキストをサポートし、大気汚染や交通規制関連の情報などを提示する。
英国版は、英国英語の綴りと発音に対応し、国内スポーツチームの情報、ロンドン証券取引所の情報、通勤時間帯の交通機関の状況などを確認できる。
米国版も自然言語認識やリマインダー機能を強化したほか、車を運転中に音声によってハンズフリーで起動できるようにした。
また、カナダ、インド、オーストラリア版Cortanaのアルファプログラムも開始した。早期利用希望者はオプトイン方式でアクセスできる。
Cortana以外では、スタート画面の「Live Tiles」にフォルダーをピン留めして、複数のアプリケーションをグループ化できるようにした。スタート画面でフォルダー(「Live Folder」と呼ぶ)を作成し、アプリケーションをドラッグしてまとめておける。
そのほか、テキストメッセージ管理やアプリケーション管理、プライバシー保護に関する強化も図った。
一般ユーザー向けのWindows Phone 8.1 Update提供は、数カ月以内を予定している。
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